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間口距離の求め方について

相続対策・生前贈与

路線価価格方式 ※[1]で土地を評価する場合には必ず間口の距離と奥行の距離を測ることが必要になります

今回は間口距離の測り方について説明します

間口距離の測り方

間口距離は、原則として道路と接する部分の距離によります

ただし、

設例のAの場合はbではなくaとなり角切りがなかったとした想定整形地の距離で間口距離を測ることとなります

また、この場合で隣の私道部分を評価する際には、角切で広がった部分は間口距離に含めず測ります。

設例のBの場合はa+cとなり、道路に接している部分が間口距離となります。

設例Cの場合はbでもaでも構いません、イメージとしては通路いっぱいに円を描いてその円が通り抜けられる距離が間口距離となります。

なお、Cのようなケースで間口が2メートル以下の場合などには接道義務を満たさない通路となります。

その場合2メートルで通路を開設をしたとして評価をするなどの方法が必要となってきます。

別の回であらためて説明します(接道義務を満たさない土地の評価方法とは?)。

参考

間口距離の測り方

設例 A 角切りがあるケース (川口駅 川口市飯塚1丁目 氷川神社近隣)

なお、今回のケースは間口の形状が直線のでした、間口が真っ直ぐではないケースはどのように間口距離を測れば良いのでしょうか?こちらは 屈折路に面する宅地の間口距離の求め方について  を参照ください。

[1]

路線価方式は、路線価が定められている地域の評価方法です。路線価とは、路線(道路)に面する標準的な宅地の1平方メートル当たりの価額のことで、千円単位で表示しています。

路線価方式における土地の価額は、路線価をその土地の形状等に応じた奥行価格補正率などの各種補正率で補正した後に、その土地の面積を乗じて計算します。

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