コラム
【会社設立】事業目的の書き方
事業目的とは
事業目的とは、会社が営む事業の範囲のことです。事業目的は、定款の絶対的記載事項の1つのため、必ず記載しなければなりません。
また、定款に定めたこと以外の事業を行うことはできないので、会社設立当初に行う事業に加え、将来的に営む予定のある事業についても記載しておきましょう。
取引先や金融機関にとって定款の閲覧は重要となります。会社がどんな事業を行っているのか、できるだけ明確に記載した方が伝わりやすく信頼されやすいでしょう。
定款への「事業目的」の記載例
項目 | 記載例(物品販売業の場合) | 記載時のポイント |
目的 |
(目的) 第2条 当会社は、次の事業を営むことを目的とする。 1. 家庭用品の販売 2. 雑貨の販売 3. 前項に附帯する一切の事業 |
・頭に番号をつける ・わかりやすい内容にする ・特定の業界用語は避ける ・複数の目的がある場合には、箇条書きにする ・「販売業」や「製造業」だけだと抽象的すぎる ・最後に「前項に附帯する一切の事業」と記載する など |
<飲食業>
飲食店の経営
酒類の販売及び輸出入
<運送業>
貨物自動車運送事業
貨物運送取扱事業
配送業務に係る貨物の仕分け、荷造、保管並びに在庫管理業務
<建設業>
建設工事の請負
電気工事業
都市及び地方計画の企画、調査、設計
<不動産業>
不動産の売買、賃貸、開発、仲介、媒介及び管理業
生命保険の募集に関する業務
損害保険代理店業
<美容系>
美容サロンの経営
美容商材、美容器具の企画、製造、販売
化粧品、健康食品、補正下着の卸販売及び小売販売 など