事業承継支援
事業承継
事業承継とは
事業承継とは、会社などの「事業」を後継者に引き継がせることです。現金や預貯金、不動産などの個別の資産ではなく、「事業」そのものを引き継がせることがポイント。「事業」には、会社が有している個別資産だけではなく、会社の経営権や会社のブランド、信用や取引先、負債などの一切合切が含まれます。
近年、事業承継に注目が集まる背景
2020年の小規模企業白書によると、企業の新陳代謝が進む一方で、生産性の高い企業の廃業も多く見られるようになってきています。
中小企業の廃業の背景には、経営者の高齢化の進行があります。団塊の世代と呼ばれる、第二次世界大戦直後に生まれた第一次ベビーブームの世代が相次いで、平均引退年齢である70歳を超えてきているからです。
税制面の後押し
中小企業の事業承継が喫緊の課題であることを国は明確に認識し、平成30年度税制改正(2018年)において事業承継税制は抜本的に見直され、10年間限定の特例措置として大きく改正されました。
参照元:中小企業庁資料より
スモールM&A
スモールM&Aとは
小規模会社・個人事業の会社を対象としたM&Aのことです。はっきりとした定義はありませんが、一般的には次のような規模のM&Aを指します。
スモールM&Aの規模(一例)
- 小規模・個人事業を対象としたM&A
- 売上高は1,000万から5億円ほど
- 従業員は、数人から30名程度
- 譲渡・買収額は1億円以下
- 年商は数千万から3億円ほど
なぜ今、スモールM&Aなのか?
従来、9割以上の中小企業は親族に事業を引き継いでいましたが、現在ではその割合は4割以下にまで低下しています。貴重な技術やノウハウを継承し、雇用を維持するため、中小企業の事業承継問題解決の手段としてスモールM&Aの支援が必要になってきています。
スモールM&Aのメリット(一例)
売り手
- 会社の成長と事業の拡大
- 取引先・雇用契約などの引継の可能性
- 少ない労力・時間・費用での新拠点・新事業立ち上げ完了など
買い手
- 企業の成長と拡大
- 財務状況を回復や利益増加の可能性
- 少ない労力で事業基盤を強化。など
事業承継に関する情報
事業承継に関するニュースや、事業継承を検討されている方の情報を掲載いたします。
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