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相続コラム

【Q&A】相続税の無料相談はどこまで可能?税理士事務所の選び方と準備するもの

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相続税や相続手続きの不安から「まずは無料で専門家に相談したい」と考える方は少なくありません。しかし、無料の範囲でどこまで解決できるのか、どのような準備が必要なのかといった疑問を感じ、とまどってしまう方が多いのが実情です。

そこで本記事では、無料相談の活用法や適切な窓口の選び方、効率的な準備について、税理士の視点からわかりやすく解説いたします。


参考:税理士法人翔和会計「相続コラム」

【目次】

1.相続税の無料相談で「相談できること」「相談できないこと」

相続税の無料相談は、問題解決の入り口として非常に有効な手段です。ただし、提供されるサービスには一定の制限があるため、その範囲を正しく理解しておくことが重要になります。

1)無料で相談できる範囲:一般的な税法解釈と概算

無料相談で提供される主な内容は、法律の一般的な解釈や、相続税がかかるかどうかの判定です。

具体的には「配偶者控除を適用するとどうなるか」といった制度の説明や、大まかな財産評価に基づく納税額の試算が含まれます。相談者は、自分が申告を必要とする立場なのかどうかを確認する場として活用すると良いでしょう。

2)無料では相談できないこと:具体的な税額計算や申告書の作成

一方で、実際の申告書作成や、正確な税額計算は無料の範囲外となるのが一般的です

土地の複雑な評価計算や、書面による正式な鑑定結果の提供などは、多大な工数と責任が伴うため、有料業務として扱われます。もし「そのまま書類を作ってほしい」と依頼した場合は、別途契約が必要になります。

3)「初回30分〜60分無料」が一般的な理由

多くの事務所が時間を区切って無料相談を行うのは、相談者との相性を見極めるための「顔合わせ」としての側面が強いからです。

税理士側は依頼内容が自社の得意分野に合致しているかを判断し、相談者側は税理士の信頼性を確認します。限られた時間の中で最大限のアドバイスを引き出すには、後述する事前準備がポイントです。

4)無料相談だけで終わらせるメリット・デメリット

無料で済ませる最大の利点は、コストをかけずに基礎知識が得られる点にあります。一方で、具体的な手続き方法や、節税および税務調査への対策などを知れない点がデメリットです。

簡易的な判断だけで申告を行い、後に税務署から修正を求められた場合、重加算税などのペナルティが発生するリスクも考慮しなければなりません。


2.どこに行くべき?無料相談ができる4つの窓口

ひと口に無料相談といっても、公的機関から民間企業まで窓口は多岐にわたります。それぞれの特徴や得意分野を把握することで、ご自身の目的に適した相談先を見極めることができます。

相談先特徴・メリット注意点・デメリット
税理士会・自治体公平で中立な立場の意見が聞ける担当税理士を選べず、相性が不明
税務署申告の正しい手順の概要がわかる手続きの詳細や、節税のアドバイスは期待できない
税理士事務所実践的な提案と個別の相性確認が可能相続が得意な税理士は少ない
信託銀行など相続手続き全般を丸投げできる手数料が高額になる傾向がある


1)税理士会・自治体の相談会:公平だが担当を選べない

市区町村の役場や税理士会が主催する相談会は、営利目的ではないため安心して利用できます。ただし、当日の当番制で担当者が決まるため、必ずしも相続に精通した税理士に当たるとは限りません。

個別の複雑な事情よりも、制度の仕組みを広く浅く知りたい場合に適しています。


参考:東京地方税理士会「相続税相談室」


2)税務署:申告の仕方は教えるが「節税」は教えない

税務署では、書類の書き方や提出方法の概要を教えてくれます。税金の徴収を目的とする機関であるため、納税者が過不足なく申告できるよう手助けしてくれる存在です。

しかし、手続きの詳細や節税について教えてくれることはありません。

3)税理士事務所の個別相談:相性の確認と専門的な提案が魅力

個別の税理士事務所が行う相談は、将来のパートナー選びとして最適です。事務所ごとの特色が出やすく、土地評価のノウハウや二次相続対策など、具体的な提案を受けられる可能性が高いといえます。

多くの事務所が初回無料で対応しており、相続税に関する専門性や、相性を確認できます。

4)信託銀行など:相続手続き全般を依頼できるが手数料に注意

信託銀行などは「遺産整理業務」として、不動産の名義変更から預貯金の解約まで一括して代行してくれます。窓口が1つで済む利便性は高いものの、費用面での負担は大きくなりがちです。

また、実際の税務申告は提携する税理士が別途行うことになります。


3.失敗しない!相続に強い税理士を見極める5つのポイント

相続税は税理士によって納税額が変わると言われるほど、高度な専門性が求められる分野です。信頼できるパートナーを選ぶために、面談時に必ずチェックすべき5つの指標をご紹介します。

1)「相続税の申告実績」が年間何件あるかを確認

日本の税理士の多くは法人税や所得税を主戦場としており、相続税の申告を年に1度も行わないケースも珍しくありません。

目安として、事務所全体での相続税の申告実績を確認してください。経験豊富な税理士ほど、特例の適用可否や税務署が注目するポイントを熟知しています。

2)難しい専門用語をわかりやすく噛み砕いて説明してくれるか

相続を得意とする税理士は、自身の知識をひけらかすのではなく、依頼者に伝わる言葉を選んで話します。小規模宅地等の特例や配偶者の税額軽減といった複雑な制度を、図解や例え話を用いて説明してくれるかどうかは、その後の円滑なコミュニケーションを占う重要な基準となります。

3)二次相続(次の相続)まで見据えた提案があるか

今回の相続税を安くすることだけに固執すると、後に発生する「二次相続(例:妻から子供への相続)」で多額の税金がかかる場合があります。今回の申告だけでなく、将来の家族全体の資産推移まで考慮したシミュレーションを提示してくれる税理士こそ、真に親身な存在といえるでしょう。

4)報酬体系が明確で、追加費用の説明があるか

契約前に見積書を提示してもらい、何にいくらかかるのかを明確にすることが大切です。

「遺産総額の〇%」という基本報酬のほかに、土地の評価地点数に応じた加算や、準確定申告の費用などが別途かかるのかを確認してください。不透明な追加費用が発生しないかどうかを事前に把握しておけば、後々のトラブルを防げます。

5)レスポンスの速さと、担当者との人間的な相性

相続手続きは数ヶ月にわたる長丁場となるため、連絡の取りやすさは軽視できません。メールや電話への反応が早いことは、仕事の丁寧さの現れでもあります。

また、遺産分割というデリケートな問題を扱う以上、威圧感がなく、何でも気軽に相談できる人柄かどうかも重視すべきポイントです。


4.相談前に準備しておくべき書類と情報

限られた相談時間を有意義にするためには、事前の準備が欠かせません。完璧な書類は必要ありませんが、最低限の情報がそろっているだけで、アドバイスの精度は格段に向上するものです。

1)家系図(相続人の構成)のメモ

誰が相続人になるのかを正確に把握することは、税計算の第一歩です。亡くなった方から見て、配偶者、子供、あるいは孫が何人いるのかを書き出した簡単なメモを用意しましょう。養子の有無や、既に亡くなっている家族がいる場合はその情報も伝えてください。

2)財産目録(不動産、預貯金、有価証券など)の概略

遺産の全容がわかるリストを作成しておくとスムーズです。

預貯金の残高、保有している株式の銘柄、生命保険の受取額などを箇条書きにするだけで構いません。これにより、基礎控除額を超えているかどうかを判断できます。

3)不動産の場所がわかる固定資産税の納税通知書

相続財産の中で最も評価が難しいのが不動産です。正確な評価には登記簿謄本などが必要ですが、初回の無料相談であれば、毎年春ごろに届く「固定資産税の納税通知書」があれば十分です。そこに記載された「評価額」を基に、概算の相続税評価を算出することが可能になります。

4)被相続人の生前贈与に関する情報

亡くなる前に行われた贈与は、一定期間内のものであれば相続財産に加算されるルールがあります。過去数年間にわたる贈与の有無や、教育資金の贈与などの特例を利用した履歴があれば、必ず伝えるようにしてください。これを忘れると、後に大きな税額のズレが生じる原因となります。

5)あらかじめ聞いておきたい「質問リスト」

相談の場では緊張してしまい、聞きたかったことを忘れてしまう方が多く見受けられます。「いつまでに申告が必要か」「家族間で意見が分かれているがどうすればよいか」など、気になる項目を箇条書きにして持参しましょう。

質問が整理されていると、税理士も的確な回答を出しやすくなります。


5.相続税の無料相談でよくあるQ&A

初めて相談に行かれる際、多くの方が共通して抱く不安や疑問が存在します。ここでは、実際の相談現場でよく寄せられる代表的な質問をQ&A形式でまとめました。

1)相談したら必ず契約しないといけない?

無料相談を受けたからといって、その場で契約を強制されることはありません。契約するかどうかの判断がつかない場合には、複数の事務所を比較検討したうえで、最も信頼できると感じた方に依頼するのが賢明な判断です。断る際も「家族と相談して検討します」と伝えれば、失礼にあたることはありませんので安心してください。

2)電話やメール、オンラインでも相談できる?

最近ではZoomなどのWeb会議システムを利用したオンライン相談を導入する事務所が増えています。遠方に住んでいる場合や、外出が難しい場合でも気軽に利用できるのがメリットです。

ただし、書類の確認が必要な場合は、事前にスキャンデータを送付するか、郵送での対応が必要になるケースがあります。

3)まだ相続が発生していない『生前対策』も相談可能?

多くの相続専門の税理士事務所では、生前贈与や遺言書作成、不動産の活用といった生前対策の相談も受け付けています。相続が始まってからでは選べる選択肢が限られるため、早めの段階で専門家のアドバイスを受けることは非常に有益です。将来の納税負担を抑えるための戦略を一緒に練ることができます。

4)自分で申告して間違えた後の修正相談はできる?

ご自身で申告を行った後にミスが発覚した場合の「修正申告」や、払いすぎた税金を取り戻す「更正の請求」に関する相談も可能です。ただし、最初から依頼する場合よりも手間がかかり、報酬が高くなる可能性もあります。

不安がある場合は、最初の申告段階からプロの手を借りるのが最も確実といえます。


6.相続税の無料相談は税理士法人 翔和会計へ

税理士法人 翔和会計では、豊富な経験に基づき、お客様1人ひとりに寄り添った相続サポートを提供しています。初回の無料相談では、現状の把握から今後の見通しまで、丁寧かつ分かりやすくご説明することを心がけております。

無理な勧誘は一切ございませんので、どうぞリラックスして、どんな些細な不安でもお聞かせください。皆様の大切な資産と家族の未来を守るパートナーとして、私たちが全力でお手伝いいたしますので、ぜひ一度お問い合わせください。

参考:税理士法人翔和会計「お問い合わせフォーム」


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